2021/07/08 14:44



7月に入り、山の湿度もどんどん上がって来ました。

数年前に山の家に引っ越して来てから庭仕事を始めるようになったのですが、前の住人が植えた植物たちに今になって気が付くことがしばしばあります。

来た時は藪のような鬱蒼とした庭でしたが藪になった層を取り払い、少しずつベールを脱ぐように庭の原型が見えて来ました。

人の手を入れることで埋もれていた植物が日の目を見るようになったわけです。

とはいえ庭の外は森。おそらく数ヶ月も放置すると元の森に戻ってしまうことでしょう。

なんとかコントロールしている小さな小さな自然といった具合です。


これから雨をたっぷり吸収した山が、時折り雲間から顔を覗かせる陽に照らされて水蒸気を吐き出し始める季節。

そうなると家の中にも湿気が充満して来ます。

そんな時期だからこそ待ちわびる、湿度を吹き飛ばすようなカラリとした夏の空模様をイメージしたご飯茶碗をつくりました。